「翼をください」「虹と雪のバラード」などを生んだ作曲家であり、荒井由実（現・松任谷由実）やYMOを輩出したアルファレコードの設立者でもある音楽プロデューサー・村井邦彦による新刊『続・村井邦彦のLA日記』（blueprint／11月17日刊）の刊行を記念して、12月5日（金）19時より、代官山 蔦屋書店 SHARE LOUNGEにてトークショーが開催されることが決定した。ゲストには、2025年9月に刊行した書籍『昭和歌謡イイネ!』（小学館）でも村井邦彦との対談を行ったクレイジーケンバンドの横山剣と、村井邦彦の仕事に詳しい音楽評論家の北中正和を迎える。
『続・村井邦彦のLA日記』は、2018年10月に刊行された『村井邦彦のLA日記』（リットーミュージック）の続編で、同人誌『てりとりぃ』に2019年1月から2024年4月まで掲載されたエッセイに、加筆・修正してまとめた一冊。巻末には、細野晴臣、松任谷正隆との対談も収録している。
2020年は新型コロナウイルス禍の始まりの年であり、村井邦彦が米ロサンゼルスで実際に体験したコロナ禍の日常が日記の中心となっている。妻と二人の家ごもり生活の中、懐かしい映画や音楽、日本食に思いをはせ、 家庭菜園で汗を流した日々のほか、小説『モンパルナス1934』執筆の背景や、山火事、暴動、戦争など当時起こった世界の事件について、また川添像郎をはじめとした旧友たちとの別れについても綴られている。激動の時代に希望の灯をともし続けた5年間の記録として、ルポルタージュとしても読み応えのあるエッセイ集に仕上がった。
今回のトーク＆サイン会は、2025年12月5日に代官山 蔦屋書店 SHARE LOUNGEにて開催。横山剣、北中正和とともに本書『続・村井邦彦のLA日記』にまつわるエピソードのほか、さまざまな音楽談義を行う予定だ。
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