会期::2025年1月10日(金)

時間::19:00～20:30(15分前より入場／接続可能です)

場所::蔦屋書店3号館 2階 イベントスペース／ZOOM配信

主催::代官山 蔦屋書店

問い合わせ先:: daikanyama.tsutayabooks.onlineevent@ccc.co.jp

【概要】

「あらゆる他者の立場に立って考える」という言葉は、『アーレントと黒人問題』の249ページにも出てくるアーレントの思想にとって重要なキータームです。というのも、時期的にこの語句は、彼女が「リトルロックについての考察」での反省を踏まえたうえで、カントから継承した考えだと言えるからです。もちろん、著者のガインズはこれに対しても、「私たち黒人は「あらゆる他者」のなかに含まれていない」と返すのですが、それではどうしたらこの「あらゆる他者の立場に立って考えること」は可能になるのでしょうか？ 皆で対話しながら考えてみたいと思います。

■「代官山 人文カフェ」とは…… 人文書の様々なテーマについていっしょに考える。 話を聴いて新たな視点を得たり、思考を深める。対話を通した本との新たな出会いの場です。 前半は登壇者のトークがあるので、対象の書籍は未読でも問題ありません。後半はみなさんとの対話の時間です。どうぞお気軽にご参加下さい。

〇オンラインでご参加のお客様は、ミーティング機能を利用したイベントになります。 前半トーク配信時は、カメラオフ、ミュートにてご参加ください。 対話の時間になりましたら、カメラオンでのご参加を推奨していますが、強制ではありません。挙手機能やカメラオンでの挙手などで対話にご参加ください。

〇オーサービジットのお知らせ イベント終了後、登壇者と棚をめぐるオーサービジットを予定しています。本のお話を聞ける貴重な機会です。お時間のある方はぜひご参加ください。

【対象商品】
■来店参加…30名様
・イベント [来店参加] 券(1,500円／税込)
・書籍『アーレントと黒人問題』(人文書院・4,950円／税込)+イベント [来店参加] 券(1,000円／税込) セット 6,450円(税込)
※『アーレントと黒人問題』は随時配送いたします。2025年1月1日以降のお申込みは当日会場受付にてお渡しいたします。

■オンライン視聴参加…30名様
・イベント [オンライン参加] 券(1,100円／税込)
・書籍『アーレントと黒人問題』(人文書院・4,950円／税込)+イベント [オンライン参加] 券(1,000円／税込)セット 6,450円(税込)
※『アーレントと黒人問題』は随時配送いたします。
※Event Manegerで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。

【オンラインイベント アーカイブ配信のお知らせ】
本オンラインイベントにお申込みのお客様は、イベント終了後、一定期間イベントのアーカイブ配信をご視聴頂けます。
日時にご都合がつかない場合や、もう一度見たい場合などにご利用ください。
なお、イベント終了後は、アーカイブ配信のみの販売等はございませんのでご注意ください。
アーカイブ配信視聴方法につきましては、準備ができ次第、対象商品をご購入のお客様あてにメッセージをお送りさせていただきます。

【プロフィール】
橋爪大輝 (はしづめ・たいき)
1989 年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士（文学）。山梨県立大学人間福祉学部准教授。専門は哲学・倫理学。著書に『アーレントの哲学――複数的な人間的生』（みすず書房）、『アーレント読本』（共著、法政大学出版局）など。共訳書に、ヤング＝ブルーエル『ハンナ・アーレント――〈世界への愛〉の物語』（みすず書房）、ホワイト『メタヒストリー』（作品社）。

三浦隆宏 (みうら・たかひろ)
1975年生まれ。椙山女学園大学人間関係学部准教授。 大阪大学で臨床哲学を学ぶ。著書に『活動の奇跡――アーレント政治理論と哲学カフェ』(法政大学出版局)、『アーレント読本』(法政大学出版局：共編著)など。　　　

奥田太郎 (おくだ・たろう)
1973年生まれ。南山大学社会倫理研究所教授。 京都大学で哲学・倫理学を学ぶ。著書に『倫理学という構え――応用倫理学原論』(ナカニシヤ出版)、『失われたドーナツの穴を求めて』(さいはて社：共編著)、『汚穢のリズム――きたなさ・おぞましさの生活考』（左右社：共編著）など。